低ナトリウム血症(ヒポナトレミア):猛暑期の注意点

低ナトリウム血症とは、簡単に言えば、血液中のナトリウム濃度が正常値よりも低くなることで起こる代謝異常のことです。

ナトリウムは、細胞内外の水分量を調節する電解質として重要な役割を担っており、血圧を安定させる働きがあります。ナトリウムが不足すると、筋肉や神経が正常に機能しなくなります。

ナトリウムは体内で生成されないため、食事から摂取する必要があります。日本の夏には、塩分を含んだ飴や菓子、飲料など、多くの商品が登場しますが、これらには「低ナトリウム血症の予防」という重要な目的があります。

低ナトリウム血症の症状

  • 筋肉のけいれん(こむら返り)
  • めまい
  • 吐き気・嘔吐
  • 意識混濁(精神錯乱)
  • 筋疲労
  • 落ち着きのなさ(不穏)
  • 苛立ち
  • 脱力感

症状が悪化すると、昏睡状態に陥ったり、死に至るケースもあります。低ナトリウム血症かどうかを正確に判断するには、医師による尿検査などの診断が必要です。


低ナトリウム血症にはいくつかのタイプがあり、特に心臓、腎臓、肝臓に持病がある方、高齢者、閉経後の女性は注意が必要です。

その一つである「低張性脱水(低ナトリウム血症)」は、体内の水分とナトリウムが同時に失われ、特にナトリウムの喪失が水分を上回る場合に起こります。このような症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

予防について
夏場、決して軽視できないこの症状は、適切な対策で防ぐことができます。
持病がある場合を除き、自宅や職場でエアコンの効いた環境にいて汗をかかない方は、特別な予防策を講じる必要はありません。

一般的に、スポーツ、レジャー、あるいは仕事などで激しい暑さにさらされる方は予防が必要です。そのため、建設作業員やドライバーなど屋外で働く方、あるいは溶接やプレス加工など高温環境で働く従業員に対し、企業側が熱中症・低ナトリウム血症対策としてスポーツドリンクや塩飴を配布することがあります。

予防法の一つとして、利尿作用のあるカフェイン入りの飲料を避けることが挙げられます。また、水分補給の際に少量の塩を加えるのも効果的です。その際は、ミネラルが豊富な天然海塩やヒマラヤ岩塩など、品質の良いものを選ぶのが理想的です。

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